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あの絵を肴に

美術館愛をお酒を片手に語っております

さよなら天才

レオナルド・ダ・ヴィンチー天才への挑戦」展(江戸東京博物館)に行けなかった。
開催期間終了前から、ああ、行けないな、と思いいたりました。

一日の内にいくつもの事をこなせてしまえる俊敏な人だったら行けたのですが、誠に残念ながら、自分は幼少の頃から愚図でノロマの代名詞のような人でして、それでももっとハヤブサのようになりたい、生まれ変わりたい、という思いはあるので、「わたしははやい、わたしははやい、わたしははやい…」、と、近頃はよく呪文を唱えてるのですが、これも誠に残念ながら呪文もききにくい性質のようでして、まったくもって功を奏さないのであります。

まあ呪文はさておき、これが現時点の自分の力量ということで。
そんな現実と展覧会の開催期間とを踏まえたうえで、「行けない」という事に相成ったわけです。

けれどありがたい事にお相手は天才なので、いつかまたきっとお会いできるでしょう。
天才の作品は残りますからね。

でもわりと周りで「この人天才か!」と驚かされる人、結構いらっしゃいますね。

いわゆる私とは対極の、なんでもチャチャチャッ!、とこなせる人だとか、場をもたせられるだけの物凄い話題量と話術に長けた人だとか。
そんな人達もスゴイ!って思うけど、例えばイヤな事があったすぐ後なのに、次の瞬間笑える人なんて、本当にハッとさせられてしまう。
笑顔が心に残る。
作品じゃなくたって、人に何かを残せる人って、やっぱり天才じゃないかなぁ。

そんな身近な天才の中で私が一番憧れる天才は、ふとした事で周りをほっとさせる事ができる人。
寝てることしかできない人にはそのままで。

ずっとおぼろげに、そして何年か前からははっきりと、私もそういうものが描けたらと思ってるのですが。

どんなものでも描きあげるには早さというものが必要になってくるわけです。
そんな一朝一夕にはいかないことに挫けそうになる時は呪文を唱えてみるのですが、誠に残念ながら呪文がききにくい性質のようで以下同文。

…天才への道のりは遠いですね。


今回、イタリアの天才展は逃しましたが、日本の天才文豪展にはぜひとも行きたい。

ファンだから。

行きたい。

がんばる。